銀色夏生「すみわたる夜空のような」

詩集 すみわたる夜空のような (角川文庫)

銀色さんの 詩集を買ったのは じつは初めて。
つれづれノートは全部持ってるけど。
詩集は 立ち読みですませてました。

でも これは ぱらぱらと見てるうちに
どうしても 家に連れて帰りたくなってしまったよ。

この中で すきな詩をひとつ ご紹介。

「この中で」

この中で 好きな場所を ぐるっとみわたしてみつける

あのすみ あたたかく沈みこんでるような
静かに落ち着く場所

いつも 今いるこの中で 目の前のこの中で
好きな場所を見つけて生きていく

この中だったらここ と

ここじゃないとはもう言わない

あと 長いので 引用はしませんが
「君へ」という詩で 泣きました。