読書の休日

風がびゅうびゅう吹き荒れていてこわい。
こんな日は 家でまるくなって本を読むにかぎる。


最近読んだ本。

その日のまえに

その日のまえに

重松清という人は 本当にリアルな日常の中の 誰もがなるべくふれないようにしている
残酷な部分というものを表現するのがうまいなぁ と思う。
そこ書くかぁ・・・というかんじ。
不安→絶望→悲しみ という過程についての記述が すごく心に残った。
「悲しみ」というのは深いけどそこにはちゃんと輪郭があって
輪郭をもたない「不安」のほうがずっと重い ということ。
ひさびさに声を出して泣いた。



オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

伊坂幸太郎のデビュー作。
重力ピエロより こっちを先に読めばよかったなあ。
読んでいて頭に浮かんだのは
村上春樹だなぁ ってことと 風がふけば桶屋がもうかる、ってかんじ?
というしょうもないことばかり。
いや でも面白かった。こんな世界観は けっこうすきだ。
最後はぐいぐいひきつけられて読むのがやめられなかった。
桜がいいなぁ。かっこいいなぁ。
こうなったら「ラッシュライフ」も読もうと思う。