銀色夏生「庭を森のようにしたい つれづれノート13」

庭を森のようにしたい つれづれノート13 (角川文庫)

年に一度のお楽しみ本なので
大量の読みかけの本を後回しにして 一気に読んだ。

以前はもっと 日々の記録がメインで
その合間にときどき 銀色さんの思ったことなどが書かれていて
その部分をもっともっと知りたいと思っていたのだけど
今回は内面的なことが たくさん書かれていて
とても興味深く読んだ。
毎年毎年 いろいろと変化していってる銀色さんだけど
今(13巻)の状況は すごく「らしい」んじゃないかと思った。
やっぱり二度目の結婚のあたりでは ちょっと違和感を感じたし。

娘のカンチとの関係にハラハラさせられつつも
この先 この娘がどんなふうに成長して どんな大人になるのか
それを見るのが とても楽しみ。
なので ずーっと続いていってほしい。

「死」についての考え方や
「人間社会のグループ」についての話に
なるほど そうだよなぁー と共感した。