読了本

 新世紀の医学

ホメオパシー―海・森・大地の見えざる医師たち作者: 伴梨香出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見るまたもや すっかりごぶさたになってしまいまして。 そしていきなり新カテゴリ登…

 「もっと、真面目にふざけなさいよ。」

赤塚不二夫のおコトバ―マンガ人生50周年記念出版作者: 赤塚不二夫出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2005/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見る私の子供時代をささえてくれ、今の私をつくってくれた漫画は数多くあ…

 もうおうちへかえりましょう

もうおうちへかえりましょう作者: 穂村弘出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/05メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (115件) を見る面白かったー。他のエッセイも読もう。 これを読んだあと大島弓子と高野文子の漫画がむしょうに読みたく…

 酔って言いたい夜もある

酔って言いたい夜もある作者: 角田光代出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2005/08/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (69件) を見る本屋で 偶然見つけて即買い。そして一気読み。 角田光代と、魚喃キリコ、栗…

 いろんな気持ちが本当の気持ち

いろんな気持ちが本当の気持ち作者: 長嶋有出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/07/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 13回この商品を含むブログ (86件) を見るこれまた面白い。予想どおり面白い。なにこの妄想癖。 何回も声だして…

 空中庭園

空中庭園 (文春文庫)作者: 角田光代出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/07/08メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 65回この商品を含むブログ (347件) を見るやっと読んだ。面白い。私はこういう話、すきだ。 角田光代のかく文章は 変なくせがないところ…

 Book Baton

なんか もうバトンブームも終わってる気がしなくもないですが せっかく回してもらっていたので(id:rinjiさんより) 答えてみようと思います。 持っている本の冊数 わからん・・・数えるの面倒くさい。 300冊くらいかなぁ。 今読みかけの本 or 読もうと思っ…

 嫌われ松子

映画化されるそうですな。 中谷美紀かぁ・・・私は合っているような気がするけど・・・ 面白くて、下巻は今日一日で一気に読んでしまった。 もっと重苦しいかんじなのかと思っていたら そうでもなかった。 なんだかなぁ・・・な 松子の一生。 最期がキツい。…

 今日の癒し本たち

優しい音楽作者: 瀬尾まいこ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2005/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (147件) を見る相変わらずのトーンで 読んでると心が にこにこするかんじ。 「がらくた効果」という話がすき。星は、すば…

 じんわり

やっと読み終わった。よかった。すんごいすきだ。 ここに流れている空気が たまらなくすきで ずっとここにいたい と思った。 川上弘美って うまいなぁ とあらためて感服させられた。 店主 中野さんは 私の中では最初から最後まで 松尾スズキだった。 あと マ…

 「ジョゼと虎と魚たち」 

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)作者: 田辺聖子出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 1987/01/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 70回この商品を含むブログ (190件) を見る 田辺聖子って初めて読んだけど なんかいいなぁ。関西弁がすごくやわらかく…

今日は午後からずっとこれを読んでいた。ひさしぶりに笑い死にそうになった。 これを面白くないという人とは あんまり仲良くなれそうもない。 「人志松本のすべらない話」が好きな人は絶対好きだと思う。 ネタが尽きるということが永遠にないだろうと思われ…

ぶらんこ乗り (新潮文庫)作者: いしいしんじ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/07/28メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 600回この商品を含むブログ (251件) を見るなんかすごい世界だ。 ちょっとびっくりしてしまった。 これは・・・! というかんじ。 …

赤い長靴作者: 江國香織出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/01/15メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (110件) を見るこの主人公の気持ちとかに共感できない人には 全然面白くないかもしれないなぁ。 と思った。 私は 共感したので面白…

対岸の彼女作者: 角田光代出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/11/09メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 54回この商品を含むブログ (381件) を見るやっと読み終わった。 細切れに読んでいたのがなんか悔やまれる。 また改めてゆっくり時間のあるときに …

よしもとばなな「さようなら、ラブ子」 村上春樹 佐々木マキ「ふしぎな図書館」

 長嶋有「猛スピードで母は」

面白かった。 長嶋有さんの作品は初めて。 すきな空気感だ。 表題作より「サイドカーに犬」の方が好きかな。 「猛スピードで母は」の中で 小学生の慎が いじめをうけるようになったところで もちろんいじめは嫌だったが、先生にも母にも相談はしなかった。 …

吉本ばなな「キッチン」

無性に昔の作品が読みたくなって 文庫を買ってしまった。10代のときに読んだときと 30代の今では 感じ方もきっと かわっているんだろう。 でも10代のときの感想が ただ「よかった。すきだ。すごく。」 くらいのことしか覚えていないので くらべようもない。…

よしもとばなな「なんくるない」

やっと読めた。 今回はめずらしくちゃんと買ったのに 図書館の本をさきに読まなきゃ!ってやってるうちに いつまでたっても 読めなくなってしまった。まあ 読んだ人みんなが思うことだとは思うけど 私ももれなく 沖縄へいってみたいなー と思った。 団体のツ…

瀬尾まいこ「図書館の神様」

面白く 一気に読んだ。 やはりこれも ヘビーなことを ほんわかとゆるいかんじに書かれている。設定がたまらない。図書館。 文芸部の顧問。 かっこいい文学少年。これだけで すんごいそそられる。二人の文学についての会話が すごく楽しい。 私も 川端康成や…

瀬尾まいこ「幸福な食卓」

あー泣いた。 めたくそ泣いた。この人の本て ホント設定は 暗いというか重いかんじなのに どーして こうほんわかした空気が流れているのか。 淡々としすぎているわけでもなく クサくもなく ものすごく こう…好感度が高い。私のなかで。こんなにクセのない文…

吉本ばなな「体は全部知っている」

短編集。 トップランナーに出たとき ばななさんが自分の作品の中で 気に入っている本としてあげていたので 読んでみた。こういう こころとからだのつながりがテーマになっているような話が もともと好きなので 楽しく読めた。「みどりのゆび」 主人公が 末期…

江國香織「間宮兄弟」

面白かった。 こーゆうのすき。 間宮兄弟のオタク的リアルさは このさい どーでもいいと思う。 やっぱり恋愛の対象には ならないけれども こーゆう人たち(間宮兄弟)の存在は 今の世の中に必要だ! とすごく思う。 いいなと思った部分。小学校職員の徹信(…

絲山秋子「海の仙人」

途中まで読んでいて なんだかじわじわと哀しさがこみあげてきて いっぱい泣けた。 そして これはものすごくいいかもしれない、と思っていたんだけど。結末を見て なんだかしょんぼりしてしまった。 なんか そんなに哀しさばっかり盛り込まなくてもいいのに。…

小西真奈美「手紙」

全編書き下ろし詩的エッセイ ということで。 廣瀬裕子さんの本のようなかんじ。思いがけず すごくよかった。 すごく素直で やわらかな言葉が 彼女の雰囲気そのままに 出ていて いい意味で ほんとうに 育ちがよいお嬢さんだなあと思った。 そして頭もよく 言…

森絵都「永遠の出口」

痛かった。 もう読んでるあいだじゅう ずーっと痛くて はずかしくて 直視できないようなかんじだった。私と同年代の人はみんなそうなんじゃないかと思う。時代背景が 作者の少女時代そのままだと思うのだけど それは まさに私の少女時代そのものでもある。(…

水木しげる「けんかはよせ 腹がへるぞ 水木しげるの妖怪名言集」

気に入ったことば。 「独学で幼稚園を卒業したのよ」魔女の花子 「それにしても”人生を不幸がる文化”ってのは どういうものですかねぇ?」ねずみ男 「物を盗むときはな おっとりと上品にかまえ 満ち足りた顔つきをするのがこつだぞ」ねずみ男 「純真なバカ者…

江國香織「思いわずらうことなく愉しく生きよ」

DV問題などを扱っているにもかかわらず まったく どんよりとした重苦しい空気を感じない。 むしろ 清々しく感じるほど。 それをつまらなく思う人もいるだろうけど 私はやっぱり 江國ワールドのそんなところが すごくすき。江國さんが描く姉妹の話は面白い。 …

絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」

うーん。 文章のかんじとか すごく好きなんだけど。 内容が。。。どうだろう。 でもいろいろなタイプの話がかける人なんだろうなぁ。 私はクセのある表題作より 素直なかんじの「第七障害」の方がすきだ。この人の作品は 「一緒にいるのはあんまり好きじゃな…

よしもとばなな「ハゴロモ」

やられた。 私は 自分が 今 この時期に この本を読んだということに ほんとにびっくりしてしまう。 何か見えない力がはたらいているような気さえ してしまう。よしもとばななの小説は そのときの自分の状態によって 全然 メッセージの受け取りかたが違ってく…