瀬尾まいこ「幸福な食卓」

幸福な食卓

あー泣いた。
めたくそ泣いた。


この人の本て ホント設定は 暗いというか重いかんじなのに
どーして こうほんわかした空気が流れているのか。
淡々としすぎているわけでもなく クサくもなく
ものすごく こう…好感度が高い。私のなかで。


こんなにクセのない文体なのに
この人の作品はクセになる。
「おかわり!」といいたい。


人が哀しみから立ち直るときというのは
家族ではなく、あんまり関係のない第三者のひとことが きっかけになったりして
でも それはあくまできっかけであって
根底に 家族の愛情がしっかりあるからこそ 立ち直れるものかもしれない と思った。


哀しさよりも その家族やまわりの人の暖かさに泣けた。


あと ここにでてくる食べ物 ぜんぶ食いたい。