よしもとばなな「なんくるない」

なんくるない

やっと読めた。 今回はめずらしくちゃんと買ったのに
図書館の本をさきに読まなきゃ!ってやってるうちに
いつまでたっても 読めなくなってしまった。


まあ 読んだ人みんなが思うことだとは思うけど
私ももれなく 沖縄へいってみたいなー と思った。
団体のツアーとかじゃなくて
この表題作の主人公みたいに 行き当たりばったりの気ままなかんじで。
ふと思いたって。 いてもたってもいられなくなって。
いいないいな。


そう。何といっても この表題作がすんごく良かった。
行ったこともない沖縄に 私まで感謝したいような気持ちになれた。


人の生き方は こうでなくてはいけない なんて
誰にも 決める権利なんてないのだ。


トラのいった言葉が とっても共感できた。

「つまんないことがたくさんたくさんあって、力がなくなるようなこととか、
生きててもしかたないと思うようなことがたくさんある、
TVを観ても、なにをしててもいつでもたくさん目や耳に入ってくる。
だから面白いことをたくさんして、逃げ続けるんだ。逃げ続けるしかできない
戦いなんだよ。僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ。」



あと がじゅまるの木を買っちゃおうかなー 
と かなり本気で影響されている私。


それにしても 今回の装丁もまた たまりませんな。
このおかげで どうしても買わずにいられなかったよ。