将来のゆめ

夜寝るとき 布団の中で りんりんとの会話。
「あたしさー 漫画家になるためには やっぱりバイトするよ」
「なんの?」
「アシスタントの」
「へー。 アシスタントなんて知ってるんだ」
「うん。漫画に描いてあった。 まず いっぱいおうちで練習してー
 それからアシスタントになってー それから漫画家になる!」
「ふーん、じゃあもう漫画家一直線だね」
「うん!!」
「じゃぁ、ピアニストにはならないんだね」
「なる!」
「え」
「・・・ケ、ケーキ屋さんは やめる」
「やめるんだ(笑」
「だってー ほら なまぐさいし ひんやりこ だし。やめる。」
「え」
「え」
「今なんて?」
「なにが?」
「なまぐさいし?(笑」
「うん」
「ケーキが?」
「うん」
「ハハハハ!!」
「あははは」
「で、なに? ひんやりこ、って言った?」
「うん(笑」
「なにが?」
「ケーキって・・・ほら冷たいじゃん」
「ああ・・・」



魚屋じゃねんだからよ。
ケーキ屋にたいして 生臭いし ひんやりこ て。