「このほうがいいね」と君が言ったから一月三十一日はウンコ記念日

今朝 洗濯物を干して かなぼうちゃんに さあそろそろ園に行く支度するよ と言おうとしたら
ダッシュで寝室にかけこみ ドアをばたんとしめてしまった。
この行動は何をあらわすかというと すなわち ウンコである。
そそくさと オムツにはきかえて ご丁寧にズボンをはき 部屋のすみにたたずんで
ひっそりとウンコをするのが 彼のスタイル。
そして 出すもの出し終わると 寝室のドアから ひょこっと顔を出し
「んっち?」 (←なぜか疑問系) と ご報告があるのがいつものパターンなのだけど
待てど暮らせど ドアは閉ざされたまま。
そうこうしているうちに もう園バスには間に合わない時間に。
園に「ウンコが出ないので遅れます」と電話をして かなぼうちゃんの様子を見に行く。
寒い部屋のすみっこで 顔を真っ赤にし 汗までかいて ウンウンうなってはいるものの
まったく終わる気配なし。
おなかをさすったり 肩につかまらせてあげたり いろいろやってはみるものの
ウンコは微動だにせず。
オムツをのぞいてみたら 何にも出てないので これはチャンス・・・?と思い
トイレでやってみようよ! と誘ってみる。
いつもならすごい勢いで抵抗するが 今日はもう体力の限界らしくしぶしぶついてきた。
トイレに座っても なかなか動きはなく えんえん苦しみ続けるかなぼうちゃん。
30分近くかかって ようやく産まれました。
ふたりで 「やった!」「やったね!」「うんちでた!」「うんちでた!!」と大喜びしたのち
車で園まで送る。
先生に報告すると 何人も先生が集まってきて すごい!すごい!と拍手の嵐。
みんな口々に「ウンコ記念日!」「ウンコ記念日!」といいながら笑顔でパチパチ。
「ありがとうございます!ありがとうございます!」といいながら そそくさと帰ってきた。
「すごいねー、ウンコできたの!?」と先生に言われて
ちょっと得意げな顔で 「うーーーーん」と きばる真似をしてみせたかなぼうちゃんなのでありました。
めでたしめでたし。