さくぶん

昨日の夕方 娘の小学校の担任の先生が家にきた。
卒業文集に載せる作文の下書きの推敲をするために。
りんりんは何時間も前からずっとそわそわして落ち着かず
部屋を片付けたりしていた。
作文のほかにも 勉強でわからないところを質問したり
最近のクラスの様子などを聞いたりして 1時間近く談笑。
先生が帰るのを玄関先で見送り家に入ると
「あー楽しかった!」とりんりん。頬が紅潮している。

「あんたずっと家にいてよその人としゃべってないから 人恋しいんでしょ」
「そうなんだよー。だから先生が来たとき 『あぁ!人!!』って思って!」


人!! て。


それで肝心の作文はというと なかなかの出来で
入院中にクラス全員からもらった手紙について書いてあった。
つらい入院生活もみんなのはげましのおかげでがんばれた と。
今でも ときどき手紙を読み返している と。
自分もこの先 つらいことがある人に そんなはげましの言葉をかけてあげられるようになりたい と。
ちょっとじーんとくるような内容。


「いい作文だねぇ」
「ふふー」
「こんなこと思ってるんだ?」
「いや全然」



娘の腹の中が真っ黒なのは 私と毎日一緒にいるせいでしょうか。