けい子ちゃんのゆかた

けい子ちゃんのゆかた
まだ途中。 嫌われ松子を読んだあとなので ちょっと心が洗われるようなものを。
このシリーズは いつ読んでも 何が起こったわけでもないのに 目頭がじーんとあつくなる。
ここに出てくる人たちの言葉の美しさとか 心の暖かさとか そういうものが
押し付けがましくなく じんわりと届いてくる。
フーちゃんがもう高校生になって吹奏楽部に入って あだ名は「サザエさん」っていうのが
何かもう 予想通りすぎる展開というか ああやっぱり、とうれしくなる。
ひ孫ちゃんまで出てきたり 庄野さんが散歩の途中でころんで怪我をしたり と
いつも同じようでいて でも時は確実に流れているというのをしみじみと感じる。