ずーっと ずっと だいすきだよ

ずーっと ずっと だいすきだよ (児童図書館・絵本の部屋)
実家の愛犬ポッキーが天国へと旅立ってしまった。
14歳の誕生日をむかえたばかりだった。
口腔ガンだったので 最期は顔がふくれあがってえらいことになっていたが
母の献身的な愛にささえられ とてもいい最期だった。
すやすやと 眠るように旅立っていったようだ。
みんながそろそろだと感じていたので 心の準備もある程度できていた。

「ずっとずっとだいすきだよ。ありがとう。」って それだけは 必ず伝えようって
亡くなる数日前から 何度も何度も伝えていた。
ポッキーは じっと私の目をみて ゆっくりとしっぽをふっていた。
私はたったの1年しか一緒に過ごすことができず、すぐに結婚して家を出てしまった。
子供が産まれてからは育児に必死で ポッキーへの気持ちが日に日に薄れていったことが
本当に悔やまれてならない。
仕方ないことだとはわかっていても やっぱり 申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
それでも あふれんばかりの愛でポッキーを育ててくれた母がいたから
安心していられたのかもしれない。
母だけでなく もちろん父や兄も。近所の人たちも。公園で遊んだ仲間たちも。八百屋のおじさんも。
みんなみんな 本当にありがとう。
たくさんの人に愛されて ポッキーは幸せだったと思います。

お別れは どうしたってやっぱり哀しいけど



ポッキーに出会えて 楽しかったよ。ありがとう。